今後の展望

バブル崩壊以降、日本円の金利は極めて低水準に設定されるようになったために、高金利の外貨預金が注目を集めるようになりました。さらに1998年の金融ビッグバンにより、外国為替銀行法が廃止され、全ての普通銀行で外貨預金の取り扱いが可能となったために、外貨預金を始める人が大きく増加しました。今後外貨預金はどのようになっていくのかについて、重要と思われる事柄を紹介します。

まず自民党安倍政権が行うアベノミクス効果による、円安の促進が大きな影響を与えるでしょう。日本円の価格が下がれば相対的に外貨の価格が上がり、外貨預金の資産価値も増大します。円高を見越して今の内に外貨預金を組んでおくといいと思われます。

中国人民元と日本円の直接交換が2012年の6月から解禁になりました。日本の主要な金融機関では現在のところ人民元建ての預金を取り扱っていませんが、これにより人民元建て預金を取り扱う金融機関が増えるかもしれません。人民元はアメリカをはじめ、世界各国の強い要望で価格が切り上げられており、過去最高値を頻繁に更新しています。中国のような巨大な経済規模の国で、安定して値上がりする通貨はほとんどないため、人民元建ての預金は非常に期待のできる金融商品となるでしょう。

また、外貨投資でFXの人気が高まっていることが、外貨預金の金利を高めるかもしれません。外貨預金よりも大きな利益が見込める上に、2010年から日本のFX業者に信託保全が義務化されたことでリスクも大幅に改善されたので、FXの方が外貨預金よりも総合的に有利な金融商品となっています。こうなると多くの資金が外貨預金からFXに流れてしまうので、FXとの差別化をするために、金融機関は外貨預金の商品価値を高める努力をすると考えられます。

世界の経済と関わるために、正確に動向を予測することは難しいですが、ある程度の傾向を掴むことはできます。外貨預金で儲けようとするならば、常に情報を仕入れ、今後の展開を予測することが重要です。