預け先の比較

一口に外貨と言っても、世界には多くの国々があり、国の数だけ通貨もたくさんあります。外貨の特徴を理解していなければ、効果的な運用はできません。外貨預金をしたいけれどもどの外貨を選べばいいか分からないという人も多いことでしょう。日本の金融機関が取り扱っている、外貨預金の代表的な預け先を紹介します。

最も代表的な外貨はなんと言っても米ドルです。世界最大の経済大国であるアメリカの通貨であるために、米ドルは世界の基軸通貨として世界中の通貨の価格決定に大きな影響力を持っています。日本円の外国為替を考える場面でも、まず1ドル=何円かが問われます。2008年の金融危機以降、陰りが見えてきたとは言え、米ドルは最も価格の安定した通貨の一つです。そのため戦争や革命などで為替相場が不安定になった時にはとりあえず米ドルを買っておくという風潮があり、通貨価格が大きく下落することがありません。また世界中の通貨と交換がなされているため、米ドルから他の通貨への変換も簡単です。外貨預金を初めて組む時は、とりあえず米ドルから始めるのがいいと思います。

米ドルに次ぐ世界第二の基軸通貨としてユーロがあります。EUの通貨であるユーロはEUに参加している複数の国の経済状況によって価格が決定されるため、価格動向が読みにくいです。またギリシアやスペインの経済破綻により経済が混乱しているので、ユーロ価格が大きく下落する可能性もあります。

日本と結びつきの強い外貨である豪ドルも預け先の有力候補です。資源大国であるオーストラリアのドルは資源価格の動向に大きく影響され、また経済規模がそこまで大きくないために、豪ドルの価格は変動が大きいです。そのため元本が目減りする可能性がありますが、その分、米ドルやユーロに比べて高金利となっています。利息で儲けたいと考えている方には、豪ドル建ての預金が良いと思います。

その他にも英ポンドやブラジルレアルなどの外貨が日本の金融機関で取り扱われています。価格変動によるリスクを考えて、外貨預金をする際には複数の外貨で預けるのが良いと思います。